台湾一周のんべんだらり歩行

台湾を歩いて一周(環島)する日記

【台湾徒歩環島】3日目 桃園市龍潭区~新竹市東区

一人部屋は予想以上の快適さだった。
途中目覚めることもなく、朝までぐっすり。
前日、到着が日没後になったこともあり、早めの六時に起床し朝御飯を食べに向かう。

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宿泊費に近所の早餐店の朝食券が含まれているので、チーズバーガーを注文する。肉が入ってなかった……
朝飯屋にはだいたいハンバーガーとサンドイッチがあるし、蛋餅も日本人には食べやすい。台湾の人は牛肉麺なんかを朝から食べたりするが。



食べ終えると準備も早々に出発する。
先に書いてしまうと、何事もなくひたすら峠と山間部の村を歩いた。

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こんな感じの道を、とくに誰に会うわけでもなくただただ歩く。
この区間の峠は道幅が狭いので、けっこう疲れる。
歩き始めて三日目、すでに開始当初のテンションはなく足の痛みとの戦いを一人で繰り広げている。

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新竹の街は大都会だ。
遠くに見えてるけど、一向に着かない。
五時過ぎ、新竹の市街地に入る。
昼をほとんど食べていないので、真っ先に夕飯を食べに適当な店に入る。

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鶏絲飯とワンタン麺。
ワンタン麺の写真を撮っていると、店のおばちゃんが「写真は綺麗に撮れるかな~♪」といいながら、ワンタン麺の具の配置を写真写りがよくなるように勝手に変えてくれる。

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一緒に写真撮ろうって言ったら、断られた。そしてスマホでパズルゲームに夢中。
でも、ご機嫌なおばちゃん。



夕飯を食べ終え宿探しを始める。
台湾は四日から祝日の連休に入るようで、ネットで調べるもこの日はどこの安宿も満室。一番安い部屋でも5000円以上だった。
そこでサウナへ行ってみることに。
台湾のサウナは健康ランドみたいなところらしく、600元で12時間滞在が可能らしい。

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行ってみると驚きの連続。
まず入り口が全然発見できない。
どうにか見つけエレベーターで六階へ行くと、ドアが開いた瞬間、場違いな豪華さ。
階を間違えたと思い何度も見返してると、カウンターから「サウナですよ」と声がかかる。
恐る恐るカウンターへ向かい、ここで眠ることができるか聞くと、料金や利用時間の説明が始まる。
了解するとすぐに履き物を脱ぎ、ロッカーへ連れられていく。
そしてスッポンポンになるように言われる。
聞き間違えたかと思い何度か聞き返すが、やっぱりスッポンポン。
展開が早すぎてついていけない。
スッポンポンになり奥へ進むと、問答無用で風呂。
とにかく風呂に入れってことらしい。

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そして風呂も豪華。
お湯はやたら熱い。サウナもあり、垢擦りなんかもできるみたいだ。
風呂を出ると浴衣みたいのに着替える。
そしてなぜかジムにある運動するマシーンが目の前に。
さらに奥にはパソコン、ずらっと漫画の棚が並び、まるで漫画喫茶。フリードリンクもある。
普段なら大喜びして漫画を読みに行くところだけど、疲れてなにもしたくない。もう寝たい。
カウンターの子に、階下にある仮眠室みたいなところへ連れていってもらう。

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真っ暗。
狭いし仕切りはないけど、寝るだけなら十分。
布団に潜り込み明日の計画をたてる。
新竹から30キロ地点は、後龍という街がある。
ただBooking.comで調べても宿がない。
ついに野宿かと思い、野宿できそうなポイントを地図上で探していると、金龍大旅社の名前が。
ホームページへのリンクを開くと、450~550元と安い。
でも困ったことに電話予約しかできない。
会話をする時かなり視覚に頼ってるので、音声だけの電話は自信がない。
カウンターへ行って、代わりに電話をしてもらえないか頼んでみると、フロア一帯を取り仕切っている女の子が、すぐに電話をかけてくれる。
ちゃきちゃきしていて仕事が早い。
電話越しに要領よく質問し、一旦電話を切る。
彼女の説明によると、部屋は三種類(あなたは一番安い部屋でいいわよね、と言われる)、予約するには前払いが必要で、今のところ空きはあるけど埋まる可能性もある。
前払いがどうすればいいのかよくわからない。
困っていると、お金を渡してくれたら自分が払っとくと言ってくれた。
お言葉に甘えてお願いすると、なんかあった時のためにとLINEを教えてくれる。
本当に親切にしてくれる。ありがたい。
そんなこんなでどうにか野宿を回避できることになり、眠りにつく。