【台湾徒歩環島】19日目 高雄
今日は休むことにしたので朝もゆっくりでいいけれど、目が覚めてしまうので朝を食べに宿を出る。
宿のカウンターですぐ近くに朝飯屋があると聞きいってみる。
落ち着く朝食。
朝食を食べ終え、宿から五分ほどの距離にある高雄で有名な観光スポットへ。名前は知らないが港の倉庫を改造したアートスポットだ。ガイドブックにだいたい載ってる。
時間が早いからなのかほとんど閉まっていて活気がない。しかも特にアートに興味がないので、なら来るなよという話だか特に楽しくはない。
そして素通りして抜けて行く。
その先たまたま登山口を見つけてしまう。
調べてみると昨日ウェイチンが話していた柴山の登山口だった。しかも歩いて帰ってくるにはちょうど良さそうな距離。
今日は歩かない休養のための一日なのになぜ見つけてしまうのか。仕方ないので登り始める。
登り始めるとしばらく道路の坂道が続いている。道を間違えてるのかなと思うくらい車道が続き、心配になってきた頃ようやく景色が変わる。
似ている。謎のおじさん。柴山は猿が多いらしい。
登山が始まるのかと思いきや、動物園の入り口に出る。そのまま通りすぎる。
そして登山口がどこから始まっていたのかよくわからないまま登山開始。
GPS を頼りに三角点を目指す。
近くには来ているはずなのに、近辺のルートを探し回るも見つからない。
通りかかったおばちゃん二人に聞いてみると、道路脇の地図を指差し説明してくれる。
とにかく一時間以上かかることがわかり諦める。
GPS はいったいなんだったのか。
(後でウェイチンに聞いてわかったことだが、そもそも低山では山頂を目指さないらしい。なので三角点は誰もいかないし凄くわかりにくいところにあるとのこと)。
(そして登山口も僕が登り始めた地点はマイナーで誰も登らない、反対から登るとガイドブックにあるような景色が楽しめると言っていた)
ウェイチンから仕事が早目に終われそうだと連絡があり、夕飯と観光に行くことになったので下山。
下山後遅めの昼食。鴨肉の冬粉。台湾は鴨肉も鶏肉も似たような値段なので、お得感がある。美味しい。
宿でどんどん遅れ始めているブログを書きながら待っていると、夕方になりウェイチンが来たので出発。
お腹すいてると思ってと持ってきてくれたお菓子。袋に「チョコレート」と書いてあったのに、開けるとオレオが丸々乗っている。
渡した本人も驚いていた。食べるとオレオがふにゃふにゃ。
そして船で西子湾へ。対岸まで五分。近い。
あとで有名な臭豆腐の店へ連れていってくれるということだけど、腹が減っていたのでとりあえず腹ごしらえ。名前はわからないが、豚肉の唐揚げみたいなのが入った麺。
西子湾の対岸は規模の小さい夜市みたいになっていて、奥にはお土産の店舗がずらっと並んでいるが、ほとんどしまっていた。
ウェイチンが言うには馬英九が総統の頃は大陸の観光客で溢れていたらしいが、蔡英文にかわり大陸との関係が悪化した後は、ガラガラらしい。
ウェイチンは先生のように中国語を教えてくれる。
わからない言葉が出てくると、まず漢字を教えてくれる。それでもわからないと、遠回りに遠回りに例文を混ぜて言葉の意味、使い方を丁寧に教えてくれる。
台湾に来てだいぶ会話にも慣れて来た。会話の中で聞き取れない単語があってもなんとなく理解できるし、逆にこっちが適当に喋っててもなんとなく理解してもらえる。
意思疏通が図れるから間違いを誰にも指摘されないけれど、こうやって直してもらえるのは凄くありがたい。
ただ悲しいのは、細かく直してもらうと、話すごとに文法の間違いが大量に見つかることだ。逆に正しい時の方が珍しい。
ここが臭豆腐の有名店らしい。店内は臭い。ただ食べるとそんなに臭くなくて、かなり美味しい。
写真を撮り忘れたけど、蒸し臭豆腐も頼んでくれた。初めて食べたが微妙な味がした。
十九日目歩行距離16㎞(山行ったけど、こんなに歩いてない気がする) トータル561㎞